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Data 08/12/22更新


メディアのダブルスタンダード 経済編(08年12月22日 改訂)

 日本メディアのダブルスタンダードについて、記録しておこうと思い立ちました。目的は、彼らの主張の愚かさをさらし者にして、その無様さを永久に嘲笑するためです。
 もちろん、随時更新いたしますので、新しいダブスタを見つけたら、お知らせください。

【経済編】
 円高⇒日本の輸出企業壊滅で、日本経済はおしまいです。
 円安⇒ドル建てGDP減少で、日本経済はおしまいです。
 日本の株価下落⇒外資の日本売りです。日本経済はおしまいです。
 日本の株価上昇⇒バブルの上、世界各国の上昇率に比べると、下落しているのも同じです。日本経済はおしまいです。
 日本のGDP上昇⇒一部の大企業だけが潤う、実感なき経済成長に過ぎません。日本経済はおしまいです。
 日本のGDP減少⇒日本経済はおしまいです。
 世界経済縮小⇒(本当は嘘だけど)外需依存が高い日本経済はおしまいです。
 世界経済拡大⇒世界における日本の存在感がなくなり、日本経済はおしまいです。
 日本の物価下落⇒デフレで日本経済はおしまいです。
 日本の物価上昇⇒インフレで日本経済はおしまいです。
 日本が米国債を増やした⇒日本はアメリカの飼い犬で、日本経済はおしまいです。
 日本が米国債を減らした(現実はこっち)⇒日本のアメリカへの影響力が薄れ、日本経済はおしまいです。
 中国株価下落⇒単なる調整です。日本経済はおしまいです。
 中国株価五割下落⇒株価正常化の一環です。日本経済はおしまいです。
 中国株価七割下落⇒株価が正常化しました。日本経済はおしまいです。
 中国不動産バブル崩壊⇒不動産価格が正常化しています。日本経済はおしまいです。
 中国貿易黒字激減⇒中国が内需を拡大しています。日本経済はおしまいです。
 中国人民元上昇⇒中国が存在感を高め、日本経済はおしまいです。
 中国人民元下落⇒中国輸出企業が興隆し、日本経済はおしまいです。
 北京五輪前⇒北京五輪の大プロジェクトで、中国経済は成長し、日本経済はおしまいです。
 北京五輪後⇒実は、北京経済が中国経済に占めるシェアは、わずか4%。中国経済は北京五輪と無関係に成長し、日本経済はおしまいです。
 中国は米国債を増やした⇒中国のアメリカに対する影響力が拡大して、もはや米中は一蓮托生です。日本経済はおしまいです。
 中国が米国債を減らした⇒中国はドルへの依存度を減らし、自立経済を模索しています。日本経済はおしまいです。
 中国が数十兆円の景気対策案発表⇒果敢な経済対策です。これで中国経済は持ち直し、日本経済はおしまいです。New!
 日本が数十兆円の景気対策案発表⇒単なる「ばらまき」です。日本経済はおしまいです。New!

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対米ドルの為替相場推移 日本円・ユーロ・英国ポンド・韓国ウォン・豪ドル080916
 リーマンブラザーズの破綻、メリルリンチのバンカメによる救済合併を受け、日本円以外総崩壊といった有様に突入しています。対米ドルの為替値動きを、日本円(ピンク)、ユーロ(黄色)、英国ポンド(緑)、韓国ウォン(青)、豪州ドル(水色)について比較してみました。
 韓銀の必死の為替介入むなしく、韓国ウォンはついに対ドルで価値を維持することができなくなりました。9月16日のソウル外国為替市場でウォン終値は1ドル=1160.00ウォンと、前週末に比べ50.90ウォンのウォン安ドル高となりました。ウォン下落幅はこの10年で最大で、終値は4年8カ月ぶりに最安値を更新したのです。
 米ドルは対円では値を下げているため、日本円と韓国ウォンの相場が1円=11.18ウォンと、とんでもない数値になっています。わずか一年前は1円=7.5ウォン程度だったので、何とウォンは、対円でこの一年間で50%も価値を下げたことになります。


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世界の株価暴落 下落率「双璧」の二カ国(ロシア&中国)
■ロシアの株式市場の暴落 RTS指数 2008年5月中旬:2,500ポイント⇒2008年9月中旬:1,058ポイント 四ヶ月間の下落率⇒57%

■中国の株式市場の暴落 上海総合株価指数 2007年10月16日:6,124ポイント⇒2008年9月18日:1,895ポイント 11ヶ月間の下落率⇒69%


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株式市場の統制が始まる 上海総合株価指数080919
 連日続く株価暴落に業を煮やしたのか、ついに中共政府が株式市場の統制を始めました。
 
中国政府、投資会社に銀行株の買い増し指示

【上海=戸田敬久】中国政府が18日、下落が止まらない株式相場のテコ入れに動き始めた。国有投資会社に株価下落が激しい大手商業銀行の株式の買い増しを指示するなど国有企業の資金を市場に投入するほか、株式売買時に一律に徴収していた印紙税の一部減免も決めた。

 中国国有の投資会社、中央匯金公司が同日、米リーマン・ブラザーズ破綻の影響で株価が急落している中国銀行や中国建設銀行などの株式を買い増すことを明らかにした。国有企業を監督する国有資産監督管理委員会は、金融機関以外の国有企業にも、傘下の上場子会社株の買い増しを要請する声明を発表した。

 印紙税の一部減免は株式を購入時の印紙税は免除する内容で、19日売買分から適用する。売却分は従来通り0.1%で据え置くが、株式購入時の優遇措置で個人マネーの市場への流入を呼び戻す狙いだ。

2008年9月19日の上海総合株価指数


???一直線???10:30am以降、取引禁止???


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ニューヨーク原油先物相場は急伸、過去最大の上げを記録2008年9月22日
 NY原油(22日):急伸、一時25ドル高と最大の上げ−踏み上げで増幅
 

 9月22日(ブルームバーグ):ニューヨーク原油先物相場は急伸。一時は上げ幅が25ドルを超え、過去最大の上げを記録した。ドルが対ユーロで大幅安となったため、ヘッジ手段としての商品の魅力が高まった。この日が最終取引日となった10月限の取引で売り持ち高を解消する動きが殺到した。中心限月である11月限は6.62ドル高にとどまった。

 アラロン・トレーディングのシニアトレーダー、フィル・フリン氏は「売り持ちにしていた関係者が踏み上げにあったようだ。すべての限月が上昇したが、10月限ほどは上げていない」と述べた。

 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引されている原油先物10月限は前週末比16.37ドル(15.7%)高の1バレル=120.92ドルと、終値としては8月21日以来の高水準となった。

 原油相場が前週90ドルに迫ったところで10月限を売り持ちにしていた参加者がこの日は虚を突かれて買い戻しを強いられた。


2008年9月22日のWTI原油先物チャート(1時間足:6日間)


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再び終値1ドル1160ウォンに接近した韓国ウォン

ソウル外国為替市場(25日)

1ドル=1158.20ウォン(前日比3.70ウォン安・終値)

100円=1094.92ウォン(前日比7.15ウォン安・午後3時現在)




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伊藤忠商事会長 丹羽宇一郎氏「中期的にドル安進む」
米金融危機 インタビュー 日本経済新聞 2008年9月26日朝刊
伊藤忠商事会長 丹羽宇一郎氏「中期的にドル安進む」


−米金融危機をどう分析していますか。
「ドルの信認を前提とした世界的な金融バブルが崩壊した。十年前に世界全体のGDPは約三十兆ドルだったのに対し、世界の株式・債券など金融資産は約六十兆ドルで実体経済との差は三十兆ドルだった。その格差が2006年度は百三十兆ドルまで拡大した。金融工学を駆使し米欧金融機関が作り出したバブルが住宅ローン問題に直面し、ついにはじけたというのが実態だ」
「住宅ローンを元に住宅ローン担保証券(RMBS)をつくり、それを担保に債務担保証券(CDO)が世界中にばらまかれ、リスクが極めて把握しづらい。米政府は不良資産を買取るというが、値段のつかないものをいくらで買うのか。損失拡大で資本不足に陥った銀行をどう救済するのかなど以前、課題含みで、一朝一夕には解決しない」
【ドルの信認揺らぐ】
−基軸通貨としてのドルへの影響も懸念されています。
「今まさにドルの信認が揺らいでいる。日米欧をはじめ世界中のドル保有国が団結してドル防衛に動いている。ドルが急落すれば世界中が貧乏になってしまうからだ。米政府が住宅金融公社などを管理下に置いたのもドル防衛が主眼。三菱UFJフィナンシャル・グループが米モルガン・スタンレーに出資し、野村ホールディングスが米リーマン・ブラザーズの部門買収に動いたのもドル防衛と無縁とはいえない」
「短期的にはともかく、中期的にドル安が進むのは避けられそうにもない。ドル一極で世界経済をマネジメントするのは難しくなりつつある。中期的にドル、ユーロ、円の事実上の三極体制に向かうとみていいのではないか」
−金融市場の混乱収束のメドは。
「積み上がった金融資産を圧縮するには、時間をかけて解消する作業が必要となる。一気にやればドル暴落を招きかねないからだ。欧州金融機関への影響が表面化するのもこれからだろう。収束には最低でも一年はかかるだろうし、もっと時間が必要かもしれない」
【新興国は底浅く】
−国内景気や、新興国経済への波及も懸念されます。
「住宅価格の下落で米の過剰消費は減退する可能性が高く、とりわけ米国向け輸出に依存してきた新興国は影響が避けられない。新興国経済の底は浅い。唯一、懐の深い中国も混乱が長期化すれば厳しい」
「日本も対岸の火事ではない。特に地方の金融機関は疲弊した地方の中小企業を融資先に抱え、そこにサブプライム関連の損失が追い討ちをかけて再編に追い込まれるケースも出てくるだろう。公的資金注入の仕組みを作るなど政府にはもっと危機感を持ってほしい」
−日本企業への影響は
「足元で起きているのが金融再編だが、実体経済への影響が広がれば早晩、産業再編に波及するだろう。円高・ドル安を逆手にとれば、割安に米国企業を買収できる好機ともいえる。もちろん為替リスクとの見合いだが・・・・」

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ビル・エモット氏 恐れず倦まず「消費拡大」を そうすれば「日はまた昇る」
恐れず倦まず「消費拡大」を そうすれば「日はまた昇る」 元・英「エコノミスト」誌 東京支局長 ビル・エモット
 (SAPIO 2008.10.8号 P23〜)
(バブル崩壊前夜の1990年、それを予言し、ベストセラーとなったのが、英国人ジャーナリスト、ビル・エモット氏の著書「日はまた沈む」だ。その後、多くの著書・論文で鋭い日本分析を続けてきた氏は、「世界バブル危機」に直面する日本経済を、どう見ているのか。資源高、インフレ懸念に世界経済が激動する時代に、日本経済が再び成長を取り戻すには何が必要か)

【原油や食糧は本当に足りないのか】
−サブプライムローン問題に端を発したアメリカの金融危機拡大。予想されたとはいえ、北京五輪以後の中国経済の失速。それに追い討ちをかける原油価格や食糧価格の高騰で世界経済は混乱状態になっている。同時多発的な世界バブル崩壊の要因はなにか。
「はっきりしている。いまは原油や食糧の需要が多いのに、供給が少ない。この一言につきる。世界的にこの需要と供給のバランスがいつになったら健全化するか、予測することは極めて困難だ。
 ただ2008年6月以降、原油価格は市場で25%も下落している。また食糧価格も世界市場では下がってきている。なぜかと言えば、供給量は増えているにも関わらず、先進国の経済成長がスローダウンし、価格高騰に対する危機感とも相まって、需要が下がってきているからだ。
 原油について言えば、高騰の理由として中国やインドといった新興国の需要増加が原油価格を押し上げているとの見方をする専門化が多かった。しかし、これは実質的な原因というよりもたぶんに心理面のほうが大きいのではないだろうか。
 原油価格はたしかに2007年は倍増した。しかし、全世界の消費量を見れば、わずかに1.1%増加したに過ぎない。国別に見ると、中国は4.1%、インドは6.7%増加したが、ヨーロッパは2%、アメリカは0.1%減少している。
 食糧価格について言えば、大半の責任は、実はわれわれ自身にある。本来食べるべき穀物を、自動車の燃料に使おうなどという誤った構想に夢中になったり、量産を目的とした遺伝子操作による食糧生産に真っ向から反対したことが、食糧価格高騰を招いた一つの要因になっている」
−ガソリンが高騰した要因としては、産油国の対応も無関係でないと思うが。
「先にも言ったように、エネルギーの需給バランスは、現実の消費量を直接反映したものではない。中国やインドのエネルギー需要急増だけでは、もちろんこの資源高騰は説明できない。当然、産油国が増産を渋っていることも大きな要因の一つといっていいだろう。
 ベネズエラやイランに唆されたOPECは、資源高騰が世界的問題となって現在に至っても、なお引き続き「Windfall(たなぼた的利潤)」を得たいがために増産を渋っている。ロシアもこれに追従している。その結果何が起こっているか、彼らはわかっているのだろうか。
 ベネズエラのチャベス大統領は「世界中の貧困に喘ぐ人を救済する」という「ボリバル的社会主義」を継承していると標榜している。しかし実際は、原油増産を抑えることで、貧しい人たちを苦しめ、餓死に追いやっている。原油供給量を増やせば、原油価格は下がり、その結果、食糧危機は解消されると言うのにだ」
【中国もインドもインフレを放置できない】
−食糧価格高騰の原因としては、供給の不足と共に、経済成長を果たした中国やインドの肉食需要が急増した点に焦点が当てられている。
「大量の穀物を必要とする中国やインドの食肉需要が増えれば、価格は当然上がる。ただそれが全てだというような分析では、現在起こっている現象を説明するには十分とは言えない。かえって誤解を招くだろう。つまり食糧インフレは、食糧分野だけに起こっている孤立した現象ではないからだ。
 もし食糧価格の高騰を食糧分野だけで起こっている状況だと捉えるとどうなるか。そうだとしたら、食糧で大いに儲けたイギリスの穀物生産者は今頃みな高級車を乗り回しているはずだ。ところがそうはなっていない。たしかに穀物生産農家は以前に比べると、若干潤っているかも知れない。しかし、逆に牧畜農家はうまくいっていない。つまり農家である以上双方共に肥料が必要だ。肥料を生産するにはエネルギーが不可欠だ。エネルギー価格が上がれば肥料の値段も上がる。それだけ農家の負担は大きくなる。全てが回りまわってエネルギー価格を上げ、食糧価格に影響を与えている」
−この石油価格、穀物価格の高騰は今後も続くと思うか。
「中国やインドといった新興国では、食料品にかけるカネの割合が高いから、価格高騰に対する庶民の怒りはそれだけ大きい。日本の平均世帯が食費に充てる割合は収入の15%程度だが、中国ではそれが30〜40%となっている。生活必需品価格の高騰が家庭に打撃を与え続けることになったら、社会不安がもたらされる。従って、中国もインドもインフレを放置するわけにはいかないだろう。
 私は、それらの国は今後六ヶ月から十二ヶ月の間に金利を引き上げ、通貨を市場から回収せざるを得ないと見ている。通貨供給量を減らせば、経済成長はスローダウンせざるを得ない。もし今後12ヶ月の間に、中国やインドの経済成長が鈍化すれば、原油価格も食糧価格も実質的に下がっていく。資源バブルは、まもなくはじけるだろう」
−日本国内には経済の先行きを悲観する声が広がっているが、先進各国の景気、経済は今後どうなると見ているか。
「たしかに、原油価格や食糧価格の高騰により、日本はじめ先進各国にはインフレ懸念が広がっている。そのため中央銀行が通貨政策緩和に踏み切れず、その結果として企業利益が落ち込んでいる。
 現在の金融政策は、確かにしばらくは痛みを伴うだろう。しかし、あくまでも短期的な手段であるなら、それほど危険なことではない。
 少しでも早くインフレ懸念を払拭するために需要と供給のアンバランスを解消する最善の手段は、石油生産、食糧生産に対する投資、代替エネルギーを生み出すためのニューテクノロジー、食糧増産のためのニューテクノロジーへの投資だと思う。とくに重要なことは、先進工業国家の政府機関が全力をあげて、これらニューテクノロジー開発を奨励し、開発に向けてインセンティブを提供することだ。もっとも民間がどの選択肢を選ぶかは、マーケットに任せるべきことは言うまでもない。
 具体的には、食糧分野では、生産高を増やすために遺伝子操作された食料開発を認めるべきだ」
【日本は自給自足を目指すより経済改革を】
−日本では過去一年の消費者物価が1990年代初頭以来の急激な上昇を示している。たとえ短期的でも、世界的なインフレが日本経済に与える打撃は大きいのではないか。
「アメリカに比べれば影響は少ないだろう。日本の企業も家庭もアメリカに比べると、エネルギー効率で優っており、ヨーロッパ並みになっている。エネルギー価格の高騰が、企業の利潤や個々人の収入に与えるインパクトは、アメリカに比べれば、ずっと小さくなる。エネルギー高騰がしばらく続いたとしても日本が一気にインフレになるといったことはないだろう。
 さらに日本の貿易収支の黒字額は、GDPの4%にあたる2000億ドルと、相変わらず巨額だ。輸入する原油価格や食糧価格が高騰しようとも、それに耐えうるだけの能力を持っている。世界的インフレが日本経済に与えるインパクトは、企業の利益に影響することはあっても、極めて限定的になるだろう」
−日本では、今回の反省から資源や食糧の海外依存度を下げるべきとの意見もある
「日本にとってエネルギーや食糧の自給自足を模索するなど、時間や資金の無駄としか思えない。日本のように土地が狭く、資源に乏しい国にとっては、自給自足は輸入よりも高くつくのは自明の理。従って食糧やエネルギー政策の根本的な問題を解決する手段とはならない。たしかに、自国に天然資源が乏しい国は、国際商品価格の上昇による打撃を受けやすいが、自給自足により解決を考えるより、有効な金融政策で打撃緩和をはかることのほうが、はるかに重要だ」
−では、この世界的なバブル崩壊の時代に日本はどうすればよいのか、知日派としてアドバイスを。
「日本にとって重要なことは、生産性を向上させ、競争力を高めるための広範囲な経済改革を推し進めることだ。とくにこれから先は、革新的な産業分野での能力をいっそう高める必要がでてくる。
 日本は2002年から2007年までの経済成長で、戦後最長の景気拡大と企業収益をもたらした。しかし、企業が利益を労働者に還元しなかったため、消費の伸びに結びつけることができなかった。日本経済の弱さは、消費の弱さにある。
 今後は、企業中心の経済政策を改め、規制緩和を進めて企業間の競争力を高める方向に向かうべきだ。また輸出にかわる経済の牽引役として、消費意欲を高める努力を行うべきだ。そうすれば、他の製品やサービス分野でのコストを下げることができるし、原油や食糧の高騰によるインパクトを和らげることができる。イノベーションを進めることが、今後の日本経済成長の鍵となるだろう」

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対ドル、対円で暴落を続ける韓国ウォン
対ドル相場1200ウォン台に、対円も9年ぶり安値


【ソウル30日聯合】ウォン・ドル相場が米金融安定化法案を下院が否決したことに影響を受け7日続落となり、1200ウォン台をつけた。ウォン・円相場も約9年ぶりに1150ウォン台までウォン安が進んだ。

 30日のソウル外国為替市場で、対ドル相場は前日終値比18.20ウォン安の1ドル=1207.00ウォンで取引を終えた。7営業日で67.30ウォン下落し、2003年5月29日の1207.00ウォン以来、5年4カ月ぶりの安値をつけた。

 ウォン・円相場は午後3時現在、前日比39.10ウォン急落の100円=1157.02ウォンを記録している。1999年10月28日終値の1152.81ウォン以来、8年11カ月ぶりの最安値。

 一方、急落していた総合株価指数は金融当局の市場安定措置と機関買いに後押しされ、下げ幅を大幅に縮めた。総合株価指数は米国発の悪材料で72.39ポイント急落の1383.97ポイントで取引を開始。直後に1376.72ポイントまで落ち込んだが、機関買い流入で1400ポイント台に持ち直し、前日終値比8.30ポイント下落の1448.06ポイントで取引を終えた。空売りの禁止や自社株買いの基準拡大など金融当局の措置も市場不安の沈静に一役買った。


USDKRW 2007年10月-2008年9月


JPYKRW 2007年10月-2008年9月


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主要市場の新車販売台数増減率 2008年10月3日
『新車販売 世界で急減速(日本経済新聞 2008年10月3日朝刊)
【金融危機 製造業に波及 08年台数 7年ぶり減少も】
 米国発の金融危機が世界の自動車産業を揺さぶっている。震源地の米国の新車販売台数は九月、前年同期比26.6%減となり十七年ぶりの低水準に縮小。ガソリン高に加えた金融機関の貸し渋りや株安などを背景に頼みの綱だった新興国市場も減速感が強まっており、今年の世界販売台数は七年ぶりにマイナスに転じる可能性が出てきた。世界経済の牽引役となってきた自動車産業の不振は金融危機が実体経済に波及し始めたことを象徴している。
 −15年ぶり低水準
 一日にまとまった九月の米新車販売台数は異例の数字ずくめとなった。年率換算では湾岸戦争で個人消費が冷え込んだ1991年以来の低水準で、単月の販売台数が百万台を割り込んだのも93年以来となる。
 ガソリン高に加え金融危機に伴う株価下落で消費者の購買意欲が一段と減退。自動車ローンの利用が難しくなったこともあり需要が大きく冷え込んだ。最近は「燃費のいい小型車も売れ行きは厳しい」(トヨタ自動車の石井克正常務役員)
 2008年通年の米販売台数は07年の1615万台から焼く1400万台に減少、93年以来十五年ぶりの低水準に落ち込みとの見方が強い。
 欧州(主要十八カ国)の販売台数も八月まで四ヶ月連続で減少。前年同月比16.5%減だった八月に続き、九月も二桁減になった模様だ。インドは七月、中国は八月に前年比マイナスに転じた。新興国でも伸び悩み始めたことで、世界の自動車市場が大きく減速するのは必至だ。(後略)』




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対日本円の推移 米国ドル、ユーロ、英国ポンド、豪州ドル
『ユーロ、対円で一時2年ぶり安値=先行きに警戒感−ロンドン市場
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008100400122
週末3日のロンドン外国為替市場で、欧州経済の先行き不透明感や欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測を背景にユーロ売りが加速、ユーロの対円相場は一時143円98銭と、2006年6月以来2年4カ月ぶりの水準まで下落した。
 午後4時(日本時間4日午前零時)現在は、1ユーロ=146円10〜20銭(前日同時刻は同145円30〜40銭)。』


 対日本円での推移を、USD(米国ドル)、GBP(英国ポンド)、EUR(ユーロ)、AUD(豪州ドル)について比較してみました。


対日本円で下落しているのは、何もユーロだけではないんですけどね。

【おまけ RTS(ロシア株式指数) 2008年10月3日終値1070ポイント


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世界の為替相場が崩壊していく・・・ 2008年10月6日

対ドルの為替相場推移を、2008年10月6日までの十日間について比較してみました。
JPY(紺)=日本円、EUR(ピンク)=ユーロ、GBP(緑)=英国ポンド、AUD(黄色)=オーストラリアドル、KRW(水色)=韓国ウォン



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疾風のごとく上下するロシアRTS株価指数 一年間の推移

 これが株価指数!!?? 
 ロシアのドル建て株価指数であるRTSは、08年5月に2487のピークをつけ、わずか五ヵ月後に65%超の下落となり、1000ポイントを軽く下回ってしまいました。特に10月6日の一日の下落率は、実に19.1%に及んだのです。



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